すが雑談

菅波栄純。1979年10月16日生まれ。福島県出身。 結成20年を経て活動中のバンドTHE BACK HORN所属。 ギタリスト/作詞作曲者。お仕事のご依頼はこちら eijun@ve.jvcmusic.co.jp 人生は結局喜劇だと思う。

架空のラジオ第268回

菅波がDJになって「こんなラジオ番組ありそう」という妄想の世界を即興で演じている謎の動画です(笑)

 

 

 

 

こちらの生配信からの切り抜きです。

 

 

 

こちらで架空のラジオを含めたポッドキャストやってます。
ポッドキャストアプリ「Radiotalk」 ユーザー名 菅波栄純

ユニコーンこそラブコメソングの教科書だ

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amazonより

菅波はラブコメが好き。そして音楽が好きだ。なので最近、楽曲提供などでは「ラブソング」ならぬ「ラブコメソング」を意識していたりする。ラブソングというとひとによっては入りづらいこともあり、そこにちょっとしたコメディというかとっつきやすい「くすぐり」や「ユーモア」が入るといろんな人が楽しみやすい。ラブとコメの分量がキモになっていくわけだけれど。まあ、そもそもラブコメ漫画自体がそういう作戦(恋愛に興味がない男子/女子にもとっつきやすくする)になっているジャンルではある。
そんなラブコメソング(まだ確立してはいないが)を自分が思いついたのは、実はユニコーンというバンドに影響を受けていたからなのかも、ということを今回は語ろうと思う。

 

ユニコーンはラブコメソングの宝庫


超クラシックなラブコメソングとしては単身赴任の男の悶々とした気持ちを爆発させる『大迷惑』や出世と女性との狭間で揺れる『ヒゲとボイン』などだろうか。ユニコーンがここまで高クオリティーのラブコメソングを生み出せたのにはいくつかの要素が関係してると思う。

 

youtu.be

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根はシャイだがふざけたがりなバンドなため、直球のスイートなラブソングは「やろう!」とはならず(本当の初期だけストレートにイケメンな歌詞もある)、とはいえファンに女性も多いのでなんかしらラブがほしいという需要にも応えた結果、恋愛のシチュエーションでありながらもコメディタッチな楽曲になっていったのではないではないか(あと、今よりロックで愛を歌うことが主流だったということもある)。

 

そして全員歌って全員楽曲が作れて編曲も自由自在。そのおかげで曲調もかぶらずにそれぞれの楽曲がそれぞれに別のラブコメ漫画を読んでるかのごとき濃さになっているというのがすごい。ラブコメ的な曲以外のものも、近年にリリースされてるアルバムに至るまで徹底的に曲が面白いのもすごい。あと人間性が全員面白すぎるのでドキュメンタリーも観た方が良い。

 

自分が初めてユニコーンにハマったのは、 THE VERY BEST OF UNICORNというアルバム。『おかしな2人』、『大迷惑』という今思えばラブコメソング確変2連チャンを聴いた瞬間。そのときまだ中学生だったのだが、ユニコーンみたいな歌詞が書きたい!と思い、世には出ていないが「風俗」という迷作を一気に書き上げた。かなりユニコーンの影響が強く、仕事がうまくいかない男が風俗店でめくるめく快感を得るという。。。当時チェリーボーイだったのでもちろん妄想だったのだが。

ユニコーンのラブコメソングの中でも「仕事がうまくいってない男」が出てくると鉄板で名曲になる。ずばり『働く男』とか。とはいえそればっかりというわけではないが。おれのラブコメソングとしてのおすすめは「男シリーズ」ではない。1曲あげるとしたら、これだ。

 

『車も電話もないけれど』
アルバム『ヒゲとボイン』収録。この曲のラブコメ感はぜひ聴いていただきたい。ここでは多く語らないが、「その時代背景を歌詞にするか!?」という設定の意外性もありつつ、しっかりときゅんきゅん感のある歌詞の世界観は逆にほかのユニコーンの曲とも違う感じ。シンプルなのにドラマチックさもあるバンドアレンジも含めてめちゃくちゃおすすめ!

 

 

そんなわけで今回はユニコーンをラブコメソングの師匠として語ってみました。引き続き影響を受けた音楽を語っていこうと思うのでこのシリーズをお楽しみに!

  

おじさんが物忘れがひどくなるのはしょうがないけど、妙に楽観的になるのだけはちょっと嫌だ

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おじさんになると物忘れがひどくなる。記憶が持続しないので感情も持続しない。若かりし頃は好きな人に「時々、ごくまれに偶然かっこよく見えるね」などと言われると、2週間は元気いっぱいだったものだ。逆に親や先生にムカつくことを言われると「一生許さない」ぐらいの勢いで恨み続けられた。

しかし、おじさんは良いことも悪いことも、味がなくなるのが早い。プラス「人生に変わらないモノなど無い」ということが身にしみてしまってるので気持ちをサッと切り替えてしまう。それに大人なので駄々をこねたり、「世界を破壊する旅に出たい」とは思っても口には出さない。そうしてるうちに、妙に「まあ、人生どうにかなるか、知らんけど」的な楽観性が身につく。個人的にこれだけはちょっと受け入れがたい。いや、楽なんだけどいよいよ年下のひとたちの葛藤や憂鬱と意思疎通ができなくなる。感受性の一大事だ。そんな人生はつまらんな、と思うのだ。

なのでおれは自分の後ろ向きな部分を大事になくさぬよう、暮らしているのだ。これからもよろしくお願いします。

 

 

 

敵のあそこを触ることで世界観をおぼっちゃまくんにすり替えてきた話

小学生のころのおれは本当によくヤンキーにからまれた。アンケートをとってみると「なんかムカつく」という理由が例外なく100パーセントだった。ヤンキーの本能に直接訴えているとしか思えないおれの「ムカつくフェロモン」のせいでからまれるならもう、諦めるしかない。早々と悟った菅波少年だったが、ただやられるのはあまりに悔しいので小さな抵抗を2つ、からまれるたびにすべてのヤンキーに向けて行っていた 。

1つ目は肩パンとかモモパンなど凶悪な攻撃をされても「うっすいリアクションで返す」という技。もちろん痛いことは痛いので、「あひいいい」とか叫びたくなるのだがそこを堪えてすごい無表情でじっと相手を見つめるのだ。結局、どんな行動でも人間はリアクションを求める生き物。だから無表情で通すと石像かなんかを相手してるような気分になってヤンキーの心が明らかに萎えるのでおすすめだ。

もう一つは高度な技術が必要な技だが、「隙を見て相手のあそこを触る」という技だ。結果相手が激昂しようがどうでもいい。この技はヤンキーが酔いしれてる世界観をぶっ壊すことが目的だ。ヤンキーの立場に立って考えてみよう。ひとに攻撃を仕掛けているとき、彼らには、大好きなヤンキー漫画のタッチで世界が見えている。劇画タッチの迫力のある弱肉強食の世界だ。しかしおれがあそこを触るのを成功させれば、一気に「おぼっちゃまくん」の世界観になる。アホなギャグ漫画の世界に変わる。しかもヤンキーであろうとおれの世代の小学生は一人残らず「おぼっちゃまくん」を読んでいたため、あそこを触られると笑ってしまうクセがついているのだ。どうだろう。やり返すなんて無理ゲーだが、やつらの酔いしれている世界観を一瞬ぶっ壊すことができるのだ。さすがちんこ。おれはこの技でハードボイルドな子供時代を生き抜いてきた。ただ、おすすめはしない。

 

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おぼっちゃまくん 第1話 みんな、ともだちんこ GYAO!

https://gyao.yahoo.co.jp/episode/%E3%81%8A%E3%81%BC%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%BE%E3%81%8F%E3%82%93%E3%80%80%E7%AC%AC1%E8%A9%B1%E3%80%80%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%80%81%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%A0%E3%81%A1%E3%82%93%E3%81%93/5fa3b4f7-8608-41bb-84f0-fa436f15c064</p>

 

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